6月の初旬、梅雨入り直前にロングツーリングをした。旅の表テーマは 新潟コミティア 参加だったが、裏テーマは前回の記事で書いた大型バイク MT-09 SP 2024 での連泊ツーリングである。とくにもう一台の旅バイク(アドベンチャーツアラー)である Vストローム250 と比較してどうなのか、を見たかった。

なお、Mastodon お一人様サーバに書いたものの転載なので、若干散文的なのはご容赦願いたい。

一日目の感想

行程: 神奈川から圏央道〜関越道〜北陸道で新潟市へ。途中、道の駅スタンプ集めで尾瀬周辺の下道を回ったが、それ以外はほぼ高速。

まず振動で両手が痺れる。頻繁に休憩しないとつらい。しかしVストローム250では割とすぐ痛くなっていた腰が痛まないのはすごい。軽く前傾なのでうまく分散してるのかも。背中と股関節周りはだるい。高速走行は排気量(888cc)のせいもありやりやすい。メッシュジャケットで風が抜けるせいか(クシタニマジックか?)、風圧もそこまで気にならず。

クイックシフターの威力はすごい。停止直前に1速に落とすのすらokなので、マジで発進と停止しかクラッチを握らない。これはかなり疲労軽減に効いてそう。積載については積載オバケの Vストローム250 にはもちろん叶わないが、シートバッグとサイドバッグをつけることでかなり賄える。見た目もそんなに損なわない。

明日になって疲労がどのぐらい残っているかが気になるところ。

二日目の感想

行程: イベント参加のため宿から朱鷺メッセへ行ったぐらい。ほぼ移動なし。ちょっとだけ新潟市街を走った。

ヤマハのアプリ Y-Connect で燃費がわかるが、それによると 29.0km/L である。よすぎて怖い。車体が軽いからなの…??? 同じエンジンの他の車種はどうなんだろうなあ、気になる…

MT-09 で人のすくない市街地の大通りを走るのは楽しい、車線変更もクイックで気持ちいい。しかし渋滞になると急に Vストローム250 が恋しくなる。また、音がそれなり(排気量なり)なので、閑静な住宅地では若干肩身が狭い。

三日目の感想

行程: ほぼ寄り道なし、まっすぐ高速で帰る。

MT-09 SPによる2泊3日ツーリング終了。その結果… 背中と二の腕がすごい筋肉痛。今まで前傾するバイク乗ったことなかったからね、仕方ないね。気になる疲労はそこそこ出ている。ただVストローム250と比べてキツいかというとあまり変わらない気もする。痛くなる箇所が変わっただけかもしれない。なんかやたらとお腹は空く気はした。やはり軽く前傾姿勢だからかな?

燃費も異常によくて、想像していたよりはおサイフにやさしい。うっかりアクセルを開けると大変なことになるので、アクセルワークは気を遣う。ここは確実に Vストローム250 のが楽。

まとめ

  • MT-09 SPによるロングツーリングは十分に可能
  • 前傾で振動強めなので休憩をこまめに取るとよさそう
  • ハイオクお嬢様だが燃費は心配なし。ただしタンクは Vストローム250 より小さいので給油は早めにする
  • 渋滞がマジで地獄なので渋滞情報は早めにキャッチして避けよう
  • 空いてる道で緩急をつけた走りをするととっても楽しい!!!!これがマスターオブトルクってやつか!
  • リアに多めの荷物を乗せて走るとフロントが若干浮く感じがある。これは「それはそう」案件で仕方ないやつですね

という感じなので、気分で好きな方に乗ればいいみたい。

ところで MT シリーズには「日本のダークサイド」という 中二病っぽい 公式ブランドイメージがあるのだが、のどかな青い空と山村風景のなかにいると、ダークサイド要素がかけらも感じられなくて逆におもしろい。なんか闇のものが懐柔されて、山村に馴染んじゃった、みたいな。

山村に馴染んでしまった09お嬢様