SNSの功罪と、2024年の終わり
SNSの功罪
初期の画像すら投稿できない Twitter にハマって以来、SNS は生活の一部であったが、最近すこし距離をおいている。
SNS にはよい効果がいくつもある。書き込めばどこかしらから反応が得られたり、ふだん知り合うことができないような人々とも会話できたり、なんなら商売につながったり人生が変化したりもする。実際、私は SNS を通じて職を得たり、作品の発表の場を得たり、貴重な人脈を得たりもしている。
ただ、SNS から得られるよい効果を求めすぎて滞在時間が長くなると、負の側面をいなしきれないことがある。具体的には寝食を忘れて張り付いてしまったり、リアルのことが疎かになってしまったり、いわれのない中傷を受けたりなどだ。
ここ10年あまりで SNS で何回かいやな思いをした。ネット上のことだけではなく、SNS を通じてリアルで知り合ったひととの交流で意見が合わずにぎくしゃくしたり、覚えのないことで一方的に関係を切られたりした。(しかも、なぜか相手はネット上で出現頻度の多めな人だったり…)いまでもそれらを思い出すと、つらい気持ちになる。ニュースで取り上げられるような事件性はないのだが、確実に負の記憶にはなった。
また、これは自分の問題だが、SNS に時間を使いすぎて家族とあまりコミュニケーションが取れなかったり、本を読む時間があきらかに減ったり、集中力が欠けたりしていた。最近バイクにやたらと乗ってしまうのは、SNS 断ちする時間を作りたかったのもあるかもしれない。
それで、思い切って SNS を見る時間をぐっと減らしてみたら、心身ともに楽になった。
とはいえまったく SNS を見ていないわけではなく、インスタや Fediverse の特定鯖、自鯖などをほそぼそと見ている。いつまでこの状態が続くかはわからないが、いまはそんな感じなのだ。
2024年よかったこと
大晦日だがとくに一年を振り返るような心境でもない。が、よかったことだけ書いてみる。
- ねこも家族も元気だった
- 旅バイクを買って, たくさん旅をした
- 新作まんがを二冊出せた
- 境遇が近いひとたちと交流を深められた
来年もよい年でありますように。願わくば、世界も平穏に近づいてほしいが…