20年ぶりにバイク教習を受けて感じたこと
昨年末から大型二輪教習を受けている。これといって「絶対に乗りたい」という大型バイクがあるわけではないが、なんとなく体がちゃんと動くうちにやれることをやっておきたかった。それに、大きいバイクに乗っておけば、それより小さいバイクもうまく操れるかもしれない。
その前に二輪教習を受けたのは、29歳のときだ。なにを思ったか突然バイクに乗りたいと思って、普通自動二輪の教習を受けた。転んでばかりで劣等生もいいところだったが、どうにか免許をいただけた。そのころと比べると教習所もずいぶん変わったなあ、と感じる。
まず教官の教え方がマイルドだ。怒鳴られるようなことはほぼないし、教え方もロジカルで納得度が高い(教官によって度合いの差はある)。最初の引き起こしやセンタースタンド立ても、ていねいに教えてもらえて、なんなら手伝ってくれる。ご時世的なものなのか、大きな変化を感じたところのひとつだ。
さらに、女性がおおい。入所時にバイク教習受講者を対象とした説明があったのだが、同じタイミングで受けた数人が、私を含めて全員女性だった。これは本当にびっくりした。個人的に、女性こそバイクに乗ってほしいと思っているので、この変化は嬉しく感じられた。
また、私は対象外だが、学科教習もオンラインで受けられるようだった。もちろん教習予約じたいもオンラインでできる。IT化の恩恵を受けている。
とはいえ大型二輪教習を受けるひとはさすがに多くはない。ときどき他の受講者のかたと一緒に教習を受けるが、みんな歴戦のバイク乗りの風格がある。私はといえば、むかし普通二輪を取ったときのように転んでばかりいる。しかし、続けられればいつか、また新たな世界を見に行くことができるようになるだろう。
大型免許を取ったら、お世話になっているバイク屋さんで SV650 をレンタルして乗ってみたい。